全日空機と自衛隊機の衝突事故
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全日空機雫石衝突事故は、1971年(昭和46年)7月30日に
起きた全日空機と自衛隊機との衝突事故です。
岩手県岩手郡雫石町上空を飛行中の全日空のたボーイング727
と航空自衛隊のF86-F戦闘機が衝突しました。
機体に致命的な損傷を受けた旅客機は空中分解し、乗客155名
と乗員7名の計162名全員が死亡しました。
乗客の中の122名は団体旅行客であり、で静岡県富士市のの
北海道旅行団一行でした。
羽田行きのボーイング727旅客機は、午後1時33分に千歳空港を
離陸しました。
このとき、コクピットには、機長と副操縦士および航空機関士の
3人で飛行中でした。
旅客機は、高度8,500mの上空で自動操縦で飛行していました。
もう一方の、航空自衛隊松島派遣隊所属のF-86F戦闘機2機は
午後1時28分に松島飛行場を離陸しました。
午後2時2分に、東京方向へ向っていた全日空と、岩手山付近
の上空を編隊飛行訓練していた2機の自衛隊機の中の1機が
高度8,500mで空中衝突を起こしました。
戦闘機を操縦していた自衛隊の訓練生はパラシュートを使い脱出
したのですが、全日空機の乗客乗員162人は全員死亡しました。
衝突の原因は、自衛隊側のパイロットの操縦の未熟さと、教官機
の誘導ミス、およびずさんな飛行訓練計画が報告されています。
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