パンアメリカン航空103便爆破事件
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パンアメリカン航空103便爆破事件は、1988年12月21日に
イギリスのスコットランドで起きた航空機爆破事件です。
別名で、通称ロッカビー事件、パンナム機爆破事件と
呼ばれています。
この爆破事件は、リビア政府が関係したことで実行された
テロ事件であったため、国際問題となりました。
この事件をきっかけに、被害を受けたパンアメリカン航空は、
後になって、これが原因で経営破綻することになります。
この日、パンアメリカン航空103便は、西ドイツのフランク
フルト飛行場から離陸して、ロンドンとニューヨークを経由
して、デトロイトへ向かう予定でした。
途中のロンドン・ヒースロー空港を離陸してから40分経過
してから午後7時過ぎに、スコットランドにあるロッカビー村
の上空9,400mを飛行していました。
そこで、突然、前部貨物室に搭載されていた貨物コンテナが
爆発を起こして、機体が空中分解しました。
機体の中央胴体部分と両翼がロッカビー村の居住区に落下して、
大爆発して、民家を巻き込んでしまいました。
この結果、103便に搭乗していた乗員16名・乗客243名
全員が死亡することになりました。
さらに、住民11名も巻き込まれて、すべて合わせて270人もの
犠牲者を出すことになりました。
この爆発には、プラスチック爆薬のセムテックスを用いた
時限爆弾を用いていました。
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