中国製の地下鉄車両に欠陥が
広告
2016年7月、シンガポールの交通大手SMRTは中国製の
地下鉄車両の26両に欠陥があることが判明して、修理の
ため製造元の中国企業に送り返すことを決めました。
中国政府は、海外へのインフラ輸出を推し進めているが、
さまざまなトラブルが多発しています。
これに対して、中国の製造元は、すでに問題の解決策を
取っており、中国の工場で修理を進めると述べています。
シンガポールの地元メディアの報道によると、欠陥が
見つかっ車両は、鉄道車両大手の中国中車傘下の青島
四方機車車両が製造したものでした。
車両と車台の接合部分に亀裂が見つかったとのことです。
青島四方は、川崎重工業の技術支援を受けていて、全車両
の修理には3年程度かかる見通しです。
この時点で、青島四方は香港などからも鉄道車両の受注を
決めているところでした。
もともと、シンガポールで最初に走った地下鉄車両は、
日本製の川崎重工が造ったものでした。
中国製が廉価性を売り物にして取って代ったのであるが、
青島四方機車、は川崎重工から技術提携を受けてきた
経緯があります。
中国側は、川崎重工の技術力を利用して、その経営基盤
までも食い尽くすというやり方なのです。
中国南車から車両導入予定の香港でも、このニュースは
大きく取り上げられました。
Sponsered Link
「ハプニング動画を特選」カテゴリーの関連記事