アラビアのロレンスのバイク事故
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アラブの反乱を先導したアラビアのロレンスと呼ばれる
トーマス・エドワード・ローレンスは、1935年に
オートバイの事故で死亡しました。
ローレンスが砂漠で勇壮に立ち振る舞う姿は映画でも
おなじみであり、現地の人々に愛されていました。
後に、彼は本国イギリス政府と対立することになり、
失意のうちにアラビアを去ることになりました。
砂漠を去ってからのロレンスの唯一の楽しみはバイク
に乗り回すことでした。
今でこそ、バイクといえば、日本製ですが、当時では
イギリス製のオートバイが最速であると言われて
いました。
ロレンスは、バイクのエンジン音がたまらなく好きであり
イギリスのブラフ・シューペリアというメーカーのバイク
に乗っていました。
映画『アラビアのロレンス』で描かれたファーストシーン
のように、ロレンスがバイクに乗って走行中に突然、目の
前に、郵便配達をしている少年が横切ろうとしていました。
ロレンスは、衝突を避けようとして、急ブレーキをかける
と、その直後に前輪がロックしてしまいました。
そして、コントロールを失って激しく地面に転倒しました。
この転倒で脳に強烈なダメージを受けて、事故から6日後の
1935年5月15日に、脳挫傷により46歳の若さでこの
世を去ることになりました。
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