チャイナエアライン611便 空中分解
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2002年5月25日に、中正国際空港から香港国際空港へ向かって
いたチャイナエアライン611便のボーイング747-200Bが澎湖諸島
付近上空を巡航中に空中分解し海上に墜落しました。
事故の原因は、機体のスキンの修理が不完全であったために
これがもとで金属疲労により破壊が生じたものです。
墜落したこの機体の総飛行時間は64,800時間以上で、
総飛行回数は21,000回以上の実績がありました。
さらに、就航から22年を経過していました。
これだけの長時間を飛行していれば、金属疲労を起こすのも
十分あり得ることです。
この日、611便は台湾の中正国際空港のターミナルビルを
午後3時7分に離陸しました。
ここで、611便は航空管制から高度11,000 mへ上昇するよう
指示をうけました。
611便は、これに対しては応答したのですが、これが最後の
通信になりました。
回収されたコックピットボイスレコーダーの解析によると
特に問題はありませんでした。
しかし、その後、レーダーには、611便が4つに分解されて
いるのが確認されました。
これは、この機体が空中分解したものと見られています。
午後6時以降に、捜索隊によって機体の残骸のが澎湖県馬公
市の北方の海域で発見されました。
最終的に、この事故で乗員19名と乗客206名のあわせて
225名全員が死亡するという大事故になりました。
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