キャセイパシフィック航空事故
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キャセイパシフィック航空780便事故は、2010年4月13日
に起きた航空事故です。
ジュアンダ国際空港発香港国際空港行きのキャセイパシ
フィック航空の780便のエアバスA330-342が、香港国際
空港へ行く途中に、エンジンのパワーコントロールが
できなくなりました。
機長と副操縦士は、エンジンの推力が不安定なことに
当初から気づいていました。
特に、双発エンジンの中の2番エンジンは大きく変動
していました。
ここで、操縦士は通常の2倍の速度にアップして着陸
体勢に入りました。
このとき、機体は損傷したが、57人の乗客は負傷
しながらも脱出できました。その中の1人は重傷を
負いました。
事故機から回収されたコックピット・ボイス・レコーダー、
デジタル・フライト・データ・レコーダーで事故の解析
が行われました。
エンジン、燃料システム、エンジン制御システムを中心に
して解析されました。
エンジンのパワー調整ができなくなったのは、出発地の
インドネシアのスラバヤ空港で補給された燃料が汚染
された状態になっていたことにありました。
燃料システムのメイン計量バルブが非常に微細な球状粒子
で汚染されていることが判明したのです。
このため、両エンジンおよび燃料制御装置が飛行中に
徐々に損傷していきました。
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