着水事故 ハドソン川の奇跡
広告
2009年1月15日午後3時30分頃に、USエアウェイズ1549便
が、ニューヨーク市マンハッタン区付近のハドソン川に
不時着水しました。
この事故は、離陸してから着水までわずか5分間での
出来事であり、乗員と乗客全員が無事に生還しました。
これに対して、当時のニューヨーク州知事であった
デビッド・パターソンは、この事故をハドソン川の奇跡
と呼んで、称賛しました。
ニューヨークの真上でほぼ満席の1549便の旅客機が
通常はあり得ない両エンジン停止という事態に陥いり
ました。
これは、離陸直後に両翼のエンジンに鳥が当たって推力
を喪失したことにあります。
155人を乗せた機体は、上空1000メートルから毎秒5m
の速さでビルが密集するニューヨーク中心部に向かって
降下し始めました。
ここで、大惨事を回避する唯一の可能性は、ハドソン川へ
着水させることでした。
これは、どんなにベテランのパイロットでも成功の保証の
ない危険な試みでした。
しかし、市内のビルなどから大勢が見守る中で、ついに
機体は着水に成功しました。
そして、乗客乗員の全員が無事に救助された後に、最後に
フェリーに助け上げられたのは機長でした。
一歩間違えば大惨事になっていたにもかかわらず、機体は
ハドソン川に見事に着水し、乗客乗員155人全員が無事
救出されたのです。
Sponsered Link
「航空機事故」カテゴリーの関連記事