アメリカの竜巻の被害の多い地域
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アメリカ中西部(オクラホマ州付近)は、北極からの寒気団と
カリブ海からの暖気団が衝突する地域であり、 両気団の衝突で
大気が不安定になった時に竜巻が発生しやすくなります。
アメリカでは竜巻が発生しやすい地域があります。
これらの地域は通常、「竜巻通り」として知られています。
主な竜巻発生地域はアメリカの中西部と南部です。
●南部
南部は、熱帯低気圧やハリケーンの影響で竜巻が発生することが
あります。
特に、アラバマ州、ミシシッピ州、テネシー州、アーカンソー州、
ルイジアナ州などが被害の多い地域です。
●中西部
中西部は、メキシコ湾から北上する暖かく湿った空気と、カナダから
南下する寒冷で乾燥した空気がぶつかり合う地域であり、竜巻が発生
しやすい環境にあります。
特に、オクラホマ州、カンザス州、ミズーリ州、アーカンソー州、
テキサス州などが被害の多い地域です。
●東部
東部は、寒冷前線の通過に伴い、竜巻が発生することがあります。
特に、ペンシルベニア州、オハイオ州、インディアナ州、イリノイ州
などが被害の多い地域です
アメリカでは、竜巻の発生を予測するためのシステムが整備されており、
竜巻警報や竜巻注意報が発令されます。
また、竜巻から身を守るための避難訓練なども実施されています。
アメリカでは、毎年平均で1,200件以上の竜巻が発生し、そのうち
約50件がEF3以上の強い竜巻です。
竜巻は、建物や家屋の倒壊、電線の切断、交通機関の乱れなどの
被害をもたらします。
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