カバが人間を襲う
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カバが人間を襲うというのは稀な出来事ですが、野生動物
との接触は常に潜在的なリスクがあります。
カバは基本的におとなしい動物ですが、ストレスや恐怖、
または自分や子供を守ろうとした場合に攻撃的になることが
あります。
カバは草食動物であり捕食のために人間を襲うようなことは
ないが、襲われればひとたまりもありません。
水面から目と鼻を突き出す様子はユーモラスだが、水中には
体重4トン、体長は最大4メートル超にもなる巨体が潜んで
います。
意外なことに、野生動物でもっとも人間に被害をおよぼして
いるのは、カバなのです。
アフリカではカバによる被害はとても多く、年間で500人以上
の死者が出ています。
カバは、時速60キロで走り、1トンの力で噛むことができる
最恐の生物です。
野生動物が多く生息するウガンダでは、カバの被害に悩まされて
います。
夜にカバと遭遇すると、人間も襲われることがあり、カバによる
死傷者は毎年3000人以上に上ります。
ウガンダの小さな農村・ムバコ村では、カバによる被害が深刻です。
カバは作物を食べてしまったり、畑を踏み荒らしたりして、農作物
の育成を妨げています。
この村では、わづか2頭のカバによってなんと6割の作物が奪われ、
村人の収入が減少しています。
カバは保護動物であるため、銃で撃つことはできません。
空砲を撃って追い払うしかありません。
カバによる被害を減らすため、罠を仕掛けて捕獲する試みが行われ
ています。
ウガンダのサムライバスターズは、カバを捕らえて人里離れた国立公園
に移送し、村人に捕獲の技を伝える使命を帯びています。
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