体長6m以上のホオジロザメ
ホオジロザメは、世界中の海に広く分布しています。
日本近海に時々、姿を現します。
通常は、アザラシやオットセイの多い沿岸の浅いところを
泳いでいます。
いつもは、ゆったりした感じで泳いでいるのですが、
瞬間速度は最高で時速35kmも出すと言われています。
ホオジロザメは、仲間同士でも連携をとって獲物を捕る
行動も確認されています。
反対に、同じホオジロザメ同士でも自分よりも体の小さな
ものに対しては捕食することもある凶暴性があります。
サメの骨格部分は、全体の体の中で歯の部分だけです。
このため、サメは内蔵を守る骨格がありません。
イルカの体当たりを受けることにより、ホオジロザメの
内臓が破裂して死んだという報告もあります。
ホオジロザメを水中の中で間近に見るケージダイビング
というものがあります。
水中にある檻の中に人が入り、間近でホオジロザメを
観察します。
ホオジロザメはゆうゆうとした感じで、檻の周りを
泳いでいます。
時々、檻に近づいてきてホオジロザメの方が人間を
観察します。
鼻先をズシンと檻に突っつくこともあり、そのときは、
檻が大きく揺れたりします。
以前に、グアダルーペ島でのシャークケージにおいて、
檻の中の人間が、ホオジロザメをエサでおびき寄せ
ようとしているときに、急に襲われた事故がありました。
ホホジロザメが檻に体当たりをして、その衝撃で鉄格子
が壊れてしまいました。
ホホジロザメが檻の中に侵入してきたのですが、人間は
すかさず檻から出て、難を逃れました。
ホオジロザメが海岸に打ち上げられる
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