タコとサメの戦い
それほど大きさの違わないタコとサメが戦ったら
どうなるでしょうか。
サメの方がタコに噛みつくと思われがちですが、
中には、タコがサメを締め付ける場合もあるのです。
多くのタコの種類の中で、世界一大きくて、長生きする
タコがミズダコです。
体が9メートル以上もある大きなミズダコも発見
されています。
平均的には、ミズダコの大きさは5メートルほどで、
体重は50kgになります。
ミズダコが長生きするといっても、最大でも5年程度
です。
何故にこれほど寿命が短いのかというと、オスもメスも
交尾の後に死んでしまうからです。
ミズダコは、夜間に獲物を探しに出かけて、カニ、エビ、
ロブスター、魚をエサにしています。
ミズダコがサメや鳥類さえも襲う光景も、これまでに
確認されています。
ミズダコの体は、ほとんどが柔らかくて力強い筋肉に
なっています。
だから、強い筋肉と吸盤でサメを絞めつけて殺して
しまいます。
ミズダコの体で意外な部分は、鳥のような鋭いくちばし
があることです。
この鋭い口でカニやエビのような甲殻類の殻も簡単に
壊してしまうことができるのです。
ミズダコは戦いに強いだけでなく、知能レベルが高くて
人の顔も識別できるほどの知能があるようです。
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