イノシシの子殺し
野生の世界では、親が自分の子供を殺す場合が、しばしば
あります。
ときにして、イノシシの親が子供を殺す場合があります。
ライオンの場合も、生まれてきた子供に異常がある場合は
その親が食べてしまう場合があります。
ここで、ライオンが殺したまま子供をその場に放置しない
のは、周りに臭いが放たれないようにするためす。
あるとき、イノシシの親が3匹の子供を産みました。
その3匹の中の最期に産まれてきた1匹の赤ちゃんは、親に
殺されてしまいました。
この赤ちゃんには、十分な母乳が与えられなくて、大きく
なることができず、そのまま殺されたのです。
しかも、その親にムシャムシャと食べられてしまったのです。
その親は、あたかも美味しそうに食べていたのです。
これは、他の肉食動物が近寄らないようにするために、臭い
を消すための行動です。
また、体を動かすことのできない子供を他の肉食動物が
狙ってくるため、親の方が先に食べてしまうのです。
子供を産んだばかりの親は、子供の母乳を与える必要があり、
母乳を体内に貯えるためにも、栄養の補給が必要になります。
そのために、とっさに、最後の1匹を食べれしまうという行動
にでたということも考えられます。
人間の社会ではわからない、野生動物の残酷な一面です。
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