巨大ワニvs巨大カニの死闘
アメリカのサウスカロライナ州で、偶然にワニと巨大カニの
にらみ合いが撮影されています。
ワニが川辺にいるカニに近づいています。これに対して
カニは、ハサミを立てて威嚇しています。
また、オーストラリア北部の赤道に近い地域で、イリエワニ
と大型のマッドクラブという巨大カニが出くわしています。
この地区は世界最大級のワニであるイリエワニの生息地でも
あります。
イリエワニの体長は5メートル、体重は500kgにもなります。
マッドクラブは、別名ノコギリガザミとも呼ばれて、身に着けて
いる強力なハサミは乾電池も壊してしまいます。
マッドクラブは、全長が130mmで幅が200mmある巨大な
カニです。
イリエワニが川辺にいる巨大カニのマッドクラブを見つけました。
マッドクラブはそこを立ち去ることなく、近付いてくるイリエワニ
にたいして、口を大きく開けて威嚇しています。
イリエワニがとっさにマッドクラブに噛みつこうとしたが、
マッドクラブは身を引いて離れて、すぐにハサミを上に立てて
応戦する体勢になります。
イリエワニはマッドクラブのハサミに噛まれると危険なことを
知っているようです。
マッドクラブは逃げようとせず、反対にイリエワニに向かって
いくと、意外なことにイリエワニが水辺に逃げて行きました。
マッドクラブはここで、水辺から遠ざかればよいものを、そこに
留まっていました。
すると、イリエワニはまた戻ってきました。マッドクラブは勝てる
相手ではないのに退けばよいものを、またハサミを立てて威嚇
しています。
ワニもうかつに手を出せないために、しばらくは両者のにらみ合い
が続きます。
一瞬、ワニはカニのハサミを噛んだものの、とっさにカニがワニの
口にハサミを挟みました。
そして、また、ワニは水辺に退いたのです。
しかし、ワニはあきらめきれずに、再三もどってきて、こんどは
カニを捕まえました。カニを口に入れて、バリバリと食べてしまい
ます。
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