ジャガーがワニを殺す
主に南米の密林や草原、沼地に生息しているネコ科の
大型動物であるジャガーは、木登りや泳ぎが得意なため
木の上のサルも捕えたりします。
また、水中のワニまでも潜って捕食するほどの南米最強
肉食動物です。
沼のあいだにある岸辺にワニが寝そべっているところへ
ジャガーが泳いで行き、岸辺に上陸するやすかさずワニの
背後から襲う映像をよく見かけます。
見た目が似ていることからヒョウと間違えられやすいのが
ジャガーですが、ヒョウよりも体が大柄です。
岸辺でチータが水を飲んでいるときに、ワニがチータを
襲って、水の中に引きずり込むことがあります。
また、ライオンも水中の中を移動しているときに、急に
ワニに襲われることもあります。
ところが、ジャガーの場合は、水中にいるワニに対して
自らが潜ってまでもしてワニを捕えようとするほど強烈
なのです。
ジャガーは、熱帯雨林や水辺を好みますが、時には標高
3000mをこえるアンデス山脈や乾燥した砂漠地帯に姿を
見せることもあります。
ジャガーは基本的に単独で行動して、子どもが生まれると
子育てはメスだけで行います。
ジャガーの狩りは、ライオンやチータとは違って、獲物を
追いかけて捕まえるのではなく、静かに忍び寄るか待ち伏せ
をして一撃で仕留めるのが一般的です。
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