ハンマーヘッドシャーク
ハンマーヘッドシャークの日本名はシュモクザメです。
日本では、与那国島、伊豆下田沖あたりで群れをなした
ハンマーヘッドシャークを見かけます。
日本以外では、コスタリカのココ島、カリフォルニア、
メキシコあたりでもよく見かけます。
ハンマーヘッドシャークの体長は4mほどあり、通常は
大陸棚や島の周辺海域に泳いでいるが、外洋に泳ぎ出して
いくこともときにはあります。
他のサメに比べると、ハンマーヘッドシャークは、かなり
異様な形をしていて、頭部が左右に張り出していて、その
頭部の先端に目と鼻孔が付いています。
一般的なサメの視覚は10°ほどですが、ハンマーヘッド
シャークの場合は両目の間隔が長いために、視覚が50°
にもなります。
左右の眼と鼻の穴が大きく離れているために、視覚や嗅覚が
より広範囲の情報をとらえることができるのです。
頭の部分には、生物電流を感知する器官が多く集合している
ために、微弱な電気をも感知することができます。
このため、エイのように砂の中に身を隠していても、エイから
発せられる微弱な電気をも感知することができます。
このため、砂の中にいる生物も、即座に場所を突き止めること
ができるのです。
ハンマーヘッドシャークは、最大で数百匹にもなる群れを
なして行動しています。
ハンマーヘッドシャークは、性格的には荒い方であるが、
ホウジロザメやオオメジロザメのように人を襲ったり
しません。
ハンマーヘッドシャークは、タコ、甲殻類、イカや様々な
種類の魚を食べます。
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