血糖値が下がらない
血糖値が下がらないのは食生活に問題がある
血糖値の高い人でも、普通なら、病院からの処方せんの
薬を毎日飲んでいれば、血糖値は高い確率で下がっていく
はずです。
それでも、血糖値が下がらない場合には、次のような要因が
考えられます。
食生活に問題がある場合
●間食が毎日続いている
オヤツを毎日食べている場合は、オヤツは糖質を含む
炭水化物なので、少しばかり食べるだけでも、血糖値は
上がっていきます。
●炭水化物の食品を多く摂りすぎる
オヤツ以外にも、ラーメン、スパゲティ、チャーハン、うどん
なども炭水化物が多く含まれています。
●不規則な食生活
夜遅くなって何かを食べたり、食事の間にオヤツを食べたり
すると、そのまま高血糖が残ったままの状態で、次の食事を
することになります。オヤツや夜食を抜くだけでも血糖値は
改善されます。
●食事以外の食べ物を頻繁に食べる
普通の食事やオヤツ以外にも、のどあめ、ハチミツ、牛乳
スポーツドリンクなどを頻繁に摂るのはよくありません。
体内のインスリンの量が減少している
インスリンは、ブドウ糖である血糖を体内の臓器細胞に
とり込んでいく機能があります。
もしも、インスリンの量が少なくなると、血糖が通常の量を
超えることになり、血糖値が高くなり、この状態が糖尿病
なのです。
運動不足や筋肉量の少ない人とか体脂肪の多い人は、インスリンが
効きにくいような体になってしまっています。
インスリンが減少すると、血糖値を下げるための薬を投与しても
効果が期待できなくなるため、インスリン注射による治療が
必要になります。
血糖値を下げるためには、通常はインスリン注射は1日に
4回も必要になります。
肝臓や腎臓が悪化している場合
糖尿病に加えて、腎臓機能が低下していることが重なると
インスリンや飲み薬が体内に残りやすくなります。
このため、血糖値が低すぎる状態に引き起こす場合も
あり、血糖が乱れてきます。
また、肝臓病が悪化している場合は、肝臓のブドウ糖を
出し入れする働きが低下しているため、食後には高血糖に
なりやすくなっています。
さらに、空腹時には、今度は逆に血糖値が下がり過ぎる
こともあります。

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