アスベストと肺がん
禁煙とアスベスト被害の組み合わせが危険
肺がんの原因の一つに、アスベスト(石綿ともいう)を
吸入することから来るものがあります。
アスベストに加えて、喫煙などの原因が複合的に重なって
肺がんを発症させる場合があります。
知っておくべきことは、肺がんの治療の名医が、必ずしも
アスベストに関する病気について詳しいわけではありません。
次のような職業にかかわっている人は、石綿を取り扱っています。
●建築物の補修や解体、石綿などの吹付け作業
●断熱や保温のための被覆作業とその補修作業
●ブレーキライニングなど摩擦材の製造
●船舶や車両の製造と補修
●ストレート板などの建築材料の製造と切断
●石綿」の紡織製品の製造と使用
上のような作業場の近くに出入れするか、また実際に
アスベストが使われている建物へ出入れするは、要注意
です。
肺がんが発生する最大の要因は喫煙ですが、石綿と喫煙の
両方の影響を受けると、肺がんの危険性は相乗的に高くなる
ことがわかっています。
この禁煙とアスベストの組み合わせによる肺がんになる
確率は、通常よりも50倍にもなると言われています。
アスベストによる被害においては、痰、せき、血痰といった
ような症状がよくみられます。
しかし、このような症状がなくても、胸部エックス線や胸部CT
の検査で異常が発見される場合もあります。
この治療方法には、放射線療法、外科療法、薬物療法が
あります。
早期に発見されることが重要であり、病期が進行しているほど
死亡率は高くなります。
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