ステゴサウルス
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ステゴサウルスの背中の板は武器ではなかった
ステゴサウルスは、ジュラ紀後期において、現在の北米大陸
に生息していました。
ステゴサウルスは、体長が7メートルほどある草食恐竜です。
この恐竜は、背中に付いている骨質の板が互い違いに
立ち並んでいるのが大きな特徴です。
この背中の板には、表面と内部に多くの血管の跡とみられる痕跡が
発見されています。
このことから、熱を放射して体温を調節する働きをするのでは
ないかと思われます。
これは、アフリカゾウの大きな耳の働きと同じものだったとも
推測されます。
以前には、この背中の板が、肉食恐竜に対する防具や武器の役割
をしていたと思われていました。
しかし、その板は、薄くて強度的には弱いために、武器としての
役割は果たしていなかったと考えられます。
実際に、ニューヨークのアメリカ自然史博物館にあるこの板の
化石を間近で見てみると、かなり大きくて圧倒されるほどです。
最も大きな板では、幅が1メートル、高さが1メートルも
あるのです。
子供から大人に成長した後も、この背中の板が伸び続けていた
ことが判明しています。
実際に肉食恐竜に対抗する武器としては、尾の先に付いている
4本の長いスパイクが役に立っていたようです。
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