空母プリンストンの撃沈
空母プリンストンは、米海軍のインディペンデンス級
航空母艦の2番艦である。
この空母の名前は、アメリカ独立戦争でのプリンストンの
戦いにちなんで付けられたものである。
レイテ沖海戦で、空母プリンストンは、日本海軍の
艦上爆撃機の”彗星”から投下されたたった一発の
爆弾で撃沈されることになった。
艦爆の彗星は液冷エンジンを搭載していた。
彗星は、対空砲火をかいくぐって、急降下で
1500フィートの上空から、いとも簡単に
空母に爆弾を投下した。
投下された一発の爆弾が、空母の両方のエレベーターの
ど真ん中に命中し格納庫の中で爆発してしまった。
彗星自身が被弾をしなかったのは、幸運と言えよう。
この時点では、まだ沈没には至らなかった。
最後は、プリンストンの乗り組み員の全員を退避後に
軽巡洋艦リノからの魚雷処理で沈没した。
これにより、プリンストンの乗員1300名以上が
救助されることになったが、士官と兵員を合わせて
108人が戦死した。
日本海軍の艦上爆撃機”彗星”
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