サイパンの戦い
サイパンの戦いは、太平洋戦争中の1944年6月から7月
にかけて行われたアメリカ軍と日本軍の攻防戦です。
日本軍が守備するサイパン島に対して、アメリカ軍の海兵師団
が上陸して。激戦の末に日本軍は全滅しました。
この戦いの一方では、マリアナ沖海戦が起きています。
1943年から連合軍は、ギルバート諸島、ソロモン諸島および
マーシャル諸島に進攻していました。
そして、パラオ諸島、マリアナ諸島にも迫っていました。
マリアナ諸島は、アメリカ軍のB-29が東京などの日本本土を爆撃
するための重要な拠点でした。
そのため、日本軍にとってもマリアナ諸島を死守する必要があった
のです。
このようなときに、アメリカ軍はサイパン島の攻略に着手しました。
アメリカ軍が上陸する時点において、サイパン島には、2万8000人
の日本陸軍部隊と1万 5000人の海軍部隊がいました。
さらにサイパン島での在住日本人も2万人ほど残っていました。
アメリカ軍のサイパン島上陸に対して、約3万の日本軍守備隊が激烈な
抵抗を行ったが、海からの艦砲射撃と空からの支援を受けたアメリカ軍
によって次第に圧倒されていき、ついには全滅に至ります。
サイパン島の占領によって、アメリカ軍は航空基地を確保して、B-29
発着のための滑走路が作られていきます。
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