フィンランドの冬戦争
フィンランドの冬戦争とは、第二次世界大戦の
勃発から3か月目にあたる1939年11月30日に、
ソ連がフィンランドに侵攻した戦争です。
ソ連は自らの国境警備隊がフィンランド軍から
発砲を受けたと理由づけして、フィンランドに
侵攻しました。
しかし、これは明らかに侵略行であるとして、
国際社会から非難を浴びた結果、ソ連は、同年
12月14日に国際連盟から追放されることになり
ました。
当初は、スターリンは、実力行使さえすれば、
フィンランドは和平を求めてくるだろうと考え
ていました。
そして、ソ連はフィンランド軍の3倍もの兵力を
フィンランドに投入しました。
ここで、ソ連はフィンランド軍の粘り強い抵抗の
前に非常に苦戦を強いられることになりました。
フィンランドはこの侵略に対して、多くの犠牲者
を出しながらも立ち向かっていきました。
しかし、ソ連の行動に対して何らの効果もありま
せんでした。
これにより、フィンランドは独立を守ることが
できたが、モスクワ講和条約により領土の一部が
割譲されました。
カレリア地方などをソ連へ割譲し、ハンコ半島を
租借地とすることを余儀なくされました。
さらに、1941年6月にこの両国間の戦争は再開され
ることになります。
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