イタリア戦線
第二次世界大戦におけるイタリア戦線とは、1943年7月の連合軍
のシチリア島上陸から、1945年5月まで続けられたイタリアでの
戦闘です。
イタリアおよびドイツの枢軸軍が連合軍と戦っていたが、途中
からイタリアが降伏しました。
イギリスとアメリカの連合軍のシチリア島上陸作戦の成功の結果、
1943年7月24日に、イタリア総統のムッソリーニは逮捕後に幽閉
されることになりました。
連合軍のイタリア半島上陸と同時に、イタリア側は降伏することを
表明しました。
このイタリアの本国休戦の結果として、ドイツ軍はイタリア半島
全土を占領することになりました。
そこで、ドイツ軍は幽閉されていたムッソリーニを救出して
イタリア社会共和国を作らせました。
このイタリア社会共和国はローマ以北にあるイタリア国家であるが
実質的には、ドイツ親衛隊やドイツ国防軍の強い統制を受けること
になりました。
そして、ドイツはこのイタリアの地に増援部隊を送りこんで連合軍
との交戦をそのまま続けることになりました。
イタリア半島に陣取ったドイツ軍が降伏するのは、終戦近くに
なってからでした。
第二次世界大戦におけるイタリア軍が弱かったのは、武器と燃料が
少なかったことにあります。
ムッソリーニはそれにもかかわらず、参戦したのですが、これは
ムッソリーニの誤った状況判断であると言われています。
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