古代メソポタミアの食事
古代メソポタミア文明は、ティグリス川、ユーフラテス川で
紀元前3000年から4000年頃に栄えた文明です。
この一帯では、シュメール人が生存していました。
彼らは、大麦パン、ビール、ナツメヤシを常食していたようです。
通常はパンといえば小麦からつくるのですが、メソポタミアでは
小麦が育たないから、大麦でパンを作っていたのです。
メソポタミアでは、塩害が発生していたため、塩に弱い小麦は
育たなくなっていたのです。
シュメール人を代表する飲み物はビールなのですが、これは大麦から
作られています。
このため、ビールは毎日のように豊富にありました。
大麦パンに水を加えると、自然発酵してビールが作られることを
シュメール人は偶然にも発見したのです。
だから、メソポタミア文明のシュメール人が世界で初めてビールを
作ったことになります。
当時のビールには、甘いビール、黒ビール、褐色ビールなどが
ありました。
ところが、当時のビールは、かなり濁っていて、表面に大麦の殻が
浮いてしまっていたため、長いストローで飲んでいたようです。
古代メソポタミアではビールが盛んに醸造され日常的に飲まれて
いました。
ビールを入れてパンを作ることもあるほどに、ビールは食と密接的な
関係がありました。
ビール以外には、リンゴ、ぶどう、いちじくなどの果物から作った
ジュースも飲んでいました。
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