平安時代の食事
平安時代は、桓武天皇が平安京に遷都してから鎌倉幕府
が誕生するまでの400年間続いた時代です。
平安時代でも、貴族と庶民では食生活がかなり異なって
います。
貴族の食生活は、米を主食として、野菜やデザートまで
が付いている豪華といえるような食事でした。
平安時代にもデザートやお菓子を食べるようなことがあり、
なつめ、梨、もち米の粉を練って焼いた餅などが出されて
います。
貴族の私有地で馬や牛を放牧する酪農が広まると、牛乳を
濃縮したチーズのようなものもデザートとして食べられる
ようになりました。
野菜は、塩漬けのものが多かったようです。
貴族の住んでいた京都は、海から遠い場所にあったことから
新鮮な海の魚を捕ることができないため、川から獲れる淡水魚
とか魚介類などを腐らないように塩漬けにしていました。
米は現在のようなふっくらしたようなものではなく、
うるち米を蒸して、やや硬めの米を食べていました。
ご飯は、椀に大盛りで盛られて客人を迎えていました。
貴族たちは客人と一緒に酒宴頻繁に行なって盛り上げていた
ようです。
しかし、最も豪華な食事をしていたのは、貴族ではなく、豪族
でした。
豪族たちは、貴族のように型ぐるしいような慣習にとらわれる
ようなことはありませんでした。
貴族の場合は、必ずしも自分の好きなものが食べれたわけでは
なく、また、食事時間も決まっていました。
これらのことは、仏教の影響によるものでした。
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