鎌倉時代の食事
鎌倉時代での食べ物で、醤(ひしお)という調味料があります。
鎌倉時代の以前には、食べ物に味付けされていなかったので
この醤が使われるようになりました。
ひしおとは、米や麦、豆などを発酵させてから塩を含ませた
もので、それからとれる液体です。
武士や 貴族などの屋敷では、多くの人の食事をつくる専用の
建物がありました。
当時は、冷蔵庫のないような時代であったため、魚や肉類は
塩づけや乾燥させた状態にしていました。
鎌倉時代の武士の食事の主食は玄米であり、おかずは、干し魚、
煮ごぼう昆布、大根汁であり、ご飯の真ん中には梅干しが載って
います。
梅干しをご飯にのせて食べるのは,鎌倉時代の武士が考え出した
ようです。
調味料は、ひしおと呼ばれる醤油らしきものと味噌,塩などが
混じっていたようなものでした。
食事は、朝夕の1日で2回が基本であり、現代では夕食がメインに
なるのですが、鎌倉時代では、朝食にある程度の量を食べて
夕食は適当に済ませていました。
しかし、戦いが始まると、1日5回も食べていたのは普通でした。
食事の栄養のバランスがよくないため、病にかかり、寿命も
短かったようです。
当時は農業も盛んになってきて、春には白米が、また秋には麦が、
同じ田んぼで2回作物が取れるようになりました。
しかし、庶民たちは、白米は年貢に取られてしまうので、庶民が
食べられるのは、麦・あわ・ひえのような粗末な作物ばかりでした。
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