落雷の脅威
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人体は、落雷の電流に対して導体の性質を持っています。
落雷の電流は、体内あるいは皮膚の表面を流れることに
より、人体に様々な損傷を引き起こすことになります。
体内よりも皮膚表面の方が、電気抵抗が高いという性質が
あり、その結果、皮膚表面の方が体内よりも電流が流れに
くくなっています。
落雷とは、帯電した状態の積乱雲と、地上にある物の間に
発生する放電現象です。
落雷では、地面や水面とか、あるいは、空中にある飛行
物体に雷の放電が放たれることになります。
落雷時の電圧は1億ボルトになり、電流は20万アンペア
以上に達するほどのものです。
この高電圧と大電流により、動物を死傷させて、大電流に
生じる高熱が建物などに被害を発生させることになります。
日本では、毎年約20人が落雷の被害を受けて、その中の
30%が死亡しています。
雷による被害にはいくつかの症状があります。
まづは、落雷死亡事故のほとんどは、雷の大電流が、人間の
頭部から上半身に流れてくる心肺停止があり、この場合は
ほとんどの人が即死状態になります。
落雷を受けた人が、これ以降に死に至るかどうかは、体内を
流れていく電流の大きさと時間により決まってきます。
落雷により、やけどを受けた人は、ほとんどが軽傷であり、
早期に治療すれば回復します。
これは、電流の大部分が、短時間に電気抵抗の大きい体の表面
を流れて、体内を損傷するほどのものに達しないためです。
落雷の電流の中には、比較的低い値の電流が長い時間流れる
ような連続電流というものがあります。
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