韓国高速鉄道 脱線事故
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2011年2月11日に、韓国の高速列車のKTX224号が京畿道光明駅
から500メートル手前の地点で脱線し、乗客1人が軽傷を負いま
した。
KTX224の最高速度は、330km/hであり、この車両の運転士は
1985年から従事していて、2006年には無事故の表彰を
受けていました。
この日の早朝には、すでに線路切り替え装置が老朽化していたために
ケーブルの交換作業が行われていました。
釜山駅を発車したKTX224号は、光明駅の手前でトンネルに進入した
ときに、10両編成の列車の中の後尾6両がレールから脱してこの
脱線事故が起きました。
この事故での人命被害はほとんどなく、乗客146人は乗務員の案内
で光明駅に移動して待避しました。
脱線の原因は、冬季の気温低下によりよってレールに問題が生じたと
のではないかとの推測もあります。
しかし、実際には脱線原因は、車両そのものの欠陥が原因である可能性
があるとみられています。
事故の初期の段階ではトンネル内構造物の落下衝突が原因ではないか
とも言われていました。
しかし、調査委員会が現場を確認したところ、トンネル内では落下物が
見つからなかったことが分かりました。
ある調査では、4号車の車輪が先に外れてしまって、これによって異常が
感知された結果、列車に緊急ブレーキがかかったことで脱線したのでは
ないかという見方もあります。
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