名古屋駅ブルートレイン衝突事故
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1982年に、名古屋駅で寝台特急「紀伊」号の機関車交換の
ときに、電車同士の衝突事故がりました。
1982年3月15日の深夜に、名古屋第一機関区を出発した
DD51-717機関車は、機関士が飲酒運転と居眠り運転をして
いたため、時速80km/hで名古屋駅を暴走しました。
そして、駅に停車していたブルートレイン寝台車に突っ込んで
衝突しました。
ここで、車内は血だらけの状態になり、多くの悲鳴が聞こえ
ました。
走行してきた機関車は、激突した寝台車の下にもぐりこみ、
3両が脱線して、乗客13人と機関士1人の計14人が1週間か
ら10日間のケガをしました。
不幸中の幸いだったのが、列車が比較的空いていたため、激突
した個所には乗客がいなくて、けが人14人だけで済んだこと
でした。
愛知県警中村署の調べによると、暴走した機関車の機関士が
その前夜に、勤務時間中に酒を飲んでの酒酔い運転のうえ、
そこで寝過ごしたため、運転を急ごうとあわてていました。
そのため、ブレーキをかけ忘れたことによる衝突事故である
ことがわかりました。
事故の直後には、その機関士からは酒の臭いがしていたために
警察では業務上過失傷害などの容疑で機関士を調べて、逮捕する
ことになりました。
そして、禁固1年6ケ月の実刑判決が下されることになりました。
これは、名古屋駅ブルートレイン衝突事故と言われていて、国鉄
からJRに変わる直前の最悪な事故となりました。
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