フィレンツェの怪物事件
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フィレンツェの怪物事件または、イル・モストロ事件は
1970年代から1980年代にかけてイタリアのフィレンツェ市
とその周辺で発生した連続殺人事件です。
この事件では、ほとんどはカップルが狙われて、8組の
カップルで合計で16名が殺害されたといわれている
未解決事件です。
まづは、1974年9月14日、フィレンツェ郊外ボルゴ・サン
・ロレンツォのブドウ畑の近くに停められていた車の中
から、男女の死体が発見されました。
男性は射殺されてそのまま即死で、女性は残酷にも100
個所近くの刺し傷がありました。
続いて、1981年6月6日、結婚式を控えた男女が買い物に
出かける途中で殺害されました。
このときも、男性はそのまま射殺され、女性は射殺された後
には、数十箇所におよぶ刺し傷がありました。
このように、殺人犯の犯行の手口は、夏場の月のない、休日
の前日の晩に犯行をおかすのが特徴です。
ドライブ中のカップルが主に狙われて、22口径のベレッタ
拳銃を使用して射殺を繰り返しています。
被害者の死後、女性の遺体を切開して性器を持ち去って
います。
この殺人者の犯行は年に1回程度のペースで行われていて、
通常の連続殺人のように犯行の間隔が短くなることはあり
ません。
この事件は40年以上に渡って調査されており、犯罪学上で
最も不可解な事件の一つとして知られています。
イタリア政府はこの事件を受けて、世界中から専門の捜査官、
犯罪学者、心理学者、社会学者の助けを求めていました。
しかし、40年以上が経過しても事件は未解決のままです。
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