カバの大群にワニが近づいた
アフリカのタンザニアあるカタビ国立公園のわづかの
水たまりには、500頭ものカバの大群が水浴びを
しています。
日中の気温が40℃もある焼けつける日差しの中で
カバたちは身を守らなくてはなりません。
カバはメスと子供を中心にして水辺で暮らしています。
カバは、日中は水に絶えず浸けた状態ですごしていて
夜暗くなると、地上に上がって食事をします。
カバは皮膚がデレケートにできているために、乾燥には
弱く、日差しから皮膚を守るために、絶えず水に浸けて
いるのです。
といっても。カバは体の下半分は水に浸かっていても
背中は日差しに当たることになります。
だから、カバは後ろのシッポをつかって、背中に絶えず
水をかけ続けているのです。
このようにして、昼間の間は、ずーっと暑さに耐えるのも
かなり苦痛でしょう。
子供の小さなカバもこの水辺の中に多くいます。しかし、
ここには巨大なナイルワニもいます。
ワニが近づくと、カバの群れは、まづ地上に上がって
逃げ出して行く場合もあるのですが、反対にワニに
立ち向かって追い出す場合もあります。
ワニがカバの子供を狙ってくる場合には、ワニを囲んで
ぶつかるような激しい攻撃を加えます。
ワニも口を開けては反撃しようとしていますが、結局は
カバの大群にぼこぼこにされてしまいます。
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