水牛がライオンを追い詰める
あるとき、スイギュウの赤ちゃんが群れから離れたところに
はぐれています。
まだ、生後数日が経ったばかりのよちよち歩きの子供の
赤ちゃんです。
周りは広々とした草原で、見通しもよいため、1匹のライオン
がスイギュウの子供に近づいて来ました。
子供はまだライオンには気づいていなくて、ライオンが襲う
体制に入っています。
しかし、スイギュウの母親は匂いを嗅ぎつけて、すかさず
ライオンのところに駆け寄ってきました。
母親は必死でライオンを追い払おうとして、かなり怒って
います。
こうなると、もはやライオンに勝ち目はありません。母親は
このままライオンを生かしておくと、また子供が襲われるため
そのまま逃がすわけにはいきません。
ライオンはスイギュウの母親に追い詰められて、近くにあった
木の上によじ登っていきました。
スイギュウは木のしたからライオンを見上げて、下に降りて
こないように威嚇しているようです。
母親は怒りを抑えることができなく、子供のためにも何とかして
ライオンを殺してしまおうと思っているのでしょう。
ちょうど、そこへもう1匹のオス4のライオンが近づいてきました。
相手のライオンは2頭になったため、スイギュウにとっては
圧倒的に不利になります。
スイギュウが1匹のライオンを追い払おうとすると、もう1匹が
子供を狙います。
母親のスイギュウは疲れ果てて、どうすることもできない状態の
ときに、スイギュウの他の仲間たちが駆けつけて来ました。
そして、親子を群れの中に戻って、2匹のライオンは立ち去って
いきました。
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