ラーテルはライオンにも立ち向かう
ラーテルは、あまり聞き慣れない動物ですが、最近は
テレビで紹介されるようになり知名度も高くなりました。
米軍の装甲車にも、このラーテルという名前が
付けられているほど、ラーテルは強烈な動物なのです。
ラーテルは、アジア大陸とアフリカ大陸の熱帯や
サバンナや乾燥した草原とか砂漠に生息しています。
ラーテルは、体長が1m前後のイタチ科の動物です。
ラーテルは、見た目はぬいぐるみのように可愛らしい
動物です。
しかし、これが世界一怖いもの知らずの動物として
ギネスブックでも認定されているほどです。
ライオンのような自分よりもはるかに大きな動物に対しても
恐れることなく、立ち向かっていくのです。
ラーテルがライオンのような猛獣に対しても、これほどまで
に引き下がらず、強気でいられるのは、体に分厚い毛皮を
身に着けているからです。
大型の猛獣の牙や爪でさえも、この分厚い毛皮には、
簡単には貫通しません。
また、ラーテルのアゴの力はひじょうに強力であり、一度、
相手にかみついたら、スッポンのように離さないような
しつこさがあります。
ラーテルを日本で見ることができるのは、名古屋市千種区
にある東山動植物園だけなのです。
どうして、他の動物園には、ラーテルが飼われていない
のでしょうか。
ラーテルは危険を察知すると、スカンクと同じように
悪臭の液を出して敵を威嚇します。
東山動植物園の飼育員も、一度その被害にあって、1週間も
匂いが消えなかったそうです。
ラーテルが動物園で飼われていないのは、このような動物を
飼いたくないからなのでしょうか。
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