血便の原因
血便に黒い血が混じると大腸がんの危険がある
血便にはさまざまな原因があり、出血から排出まで便に混じる
血液の状態も異なります。
血便の原因には、大腸ポリープ、潰瘍性大腸炎、大腸憩室症
大腸がん、虚血性大腸炎、いぼ痔、切れ痔があります。
●大腸ポリープ
大腸ポリープは、大腸の粘膜がいぼ状に変化した隆起物です。
大腸内にポリープが発生すると、便が通過するときにポリープの
表面が傷つくと出血し、便に混じることになり、ポリープが
大きくなれば、出血も多くなります。
通常は、ポリープは出血せずに大きくなり、大腸がんへと進行する
ことになります。
便潜血検査だけでは、見つけることができないため、大腸内視鏡の
検査が必要になります。
●潰瘍性大腸炎
潰瘍性大腸炎は、大腸粘膜に慢性的な炎症が起こってくる病気です。
炎症部から出血することになり、便に混じってきます。
粘り気の強いような便が出ることもあることから、便の回数が増えて
くることになります。
●大腸がん
大腸がんになると、便が通過するときに腫瘍を傷つけることになり、
血液が混じりって黒っぽい便が出るため、大腸がんであるという判別が
しやすくなります。
急に便が出にくくなったり、下痢になったりなどの症状が起きる場合が
あります。
このような症状が起きたときには、すでに大腸がんはかなり進行して
いる危険性があるため、すぐにでも検査をする必要があります。
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