動脈硬化
動脈硬化になると血管や心臓に負担がかかる
動脈硬化とは、その名の通り、動脈が硬くなる状態のことです。
血管には、動脈、静脈、細小動脈、毛細血管の4つがあります。
この中で、動脈は心臓から血液を全身に送り届けて、酸素や栄養分
を運搬する役割があります。
動脈は、内膜・中膜・外膜の3層からなるパイプのような構造をして
いて、心臓から送り出された血液は、およそ20秒で全身に届けらる
ことになります。
動脈は強くて、柔軟性があるため、心臓から勢いよく押し出される
血液を全身に送り出すことができます。
動脈の内膜の表面にある血管内皮細胞は、動脈の柔軟性を保つために
重要な働きをしています。
ここで、血管内皮細胞は、血管が収縮したり拡張したりする機能を
そのまま維持する物質を作り出しています。
善玉コレステロールが少ないと動脈硬化が進みやすいことがわかって
います。
動脈硬化になると、血管や心臓に大きな負担がかかることによって、
心臓の機能が低下したりします。
さらに、血管が破れて生命に関係する大きな病気になるリスクが
高くなってきます。
動脈硬化を起こすと、血管の内部が詰まり、血管の通路が狭くなるため
必要な酸素、栄養が全身に行き渡りにくくなり、臓器や組織への影響を
及ぼすことになります。
ここで、重要なことは、硬くなった血管はもろくて、壊れやすくなり、
脳出血やクモ膜下出血を起こすリスクが高くなります。
動脈硬化は、中高年になってからのみでなく、10歳前後から徐々に
進行していき、30歳ごろになると完成された動脈硬化が現れるよう
になります。
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