胃がんの定期検査の重要性
胃がんは、日本人に最も多く発生するがんの一つです。
かつて胃がんは20歳代にもよく見られた病気ですが、
原因となるピロリ菌の感染率が激減したこともあり、
20歳代から40歳代の胃がんはかなり減少しました。
検診で胃がんを早期に発見して治療することにより、
胃がんで亡くなることを防ぐことができます。
とはいえ、胃がんの定期検査は非常に重要です。
なぜなら、早期の胃がんは症状が出ないことが多く、
症状が現れたときには進行がんとなっていることが
珍しくありません。
定期的な検診を受けることで、早期に発見される
可能性が高まり、その段階で治療すれば、ほぼ治癒が
可能です。
定期的な検査によって、がんの早期発見が可能になり、
治療の成功率が高まります。
特に胃がんのリスクファクターがある人や家族歴が
ある人は、定期的な検査を受けることが特に重要です。
早期発見によって、治療が容易になり、生存率を向上
させることができます。
●定期検査の種類
バリウム検査
内視鏡検査
幽門螺杆菌検査
●定期検査のメリット
早期発見・早期治療が可能
死亡率を減少させることができる
安心感を得られる
●定期検査の間隔
バリウム検査:2年に1回
2年に1度、保健所からの定期検査の依頼が来ます。
内視鏡検査:5年に1回
幽門螺杆菌検査:必要に応じて
●定期検査の対象者
50歳以上
萎縮性胃炎などの胃の病気がある
ピロリ菌感染者
胃がんの家族歴がある
●定期検査を受けないときのリスク
進行した状態で発見され、治療が困難になる
早期発見・早期治療の機会を逃す
死亡リスクが高まる
胃がんの一次検診には問診と胃のX線検査、または
胃内視鏡検査が勧められています。
特に胃がんの好発年齢である40歳以降では、
定期的に内視鏡検査を受けることをお勧めします。
胃がんの定期検査は、早期発見・早期治療のためには
非常に重要です。
対象者は積極的に検査を受けるようにしましょう。
本来なら、2年に1どではなく、できれば1年に1回
の検査が望ましいです。
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