肺病の種類
肺病とは、肺に起こる病気の総称です。肺は、空気中
の酸素を取り込み、血液中に送り込む、重要な器官です。
肺病によって、この機能が阻害されると、呼吸困難や
息切れ、咳などの症状が現れます。
肺病の種類は、大きく分けて以下の3つに分けられます。
●感染症
肺に細菌やウイルスなどの病原体が感染して起こる病気
です。
代表的な病気には、肺炎、結核、非結核性抗酸菌症など
があります。
●アレルギー性疾患
肺にアレルギー物質が侵入して起こる病気です。
代表的な病気には、気管支喘息、過敏性肺炎などが
あります。
●非感染性疾患
肺の構造や機能に異常が生じて起こる病気です。
代表的な病気には、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、間質性肺炎、
肺がんなどがあります。
感染症
肺に感染する病原体は、細菌、ウイルス、真菌、寄生虫など
多岐にわたります。
細菌性肺炎
肺炎の原因として最も多いのは、細菌です。
肺炎を引き起こす細菌は、肺炎球菌、インフルエンザ菌、
マイコプラズマ肺炎菌などがあります。
ウイルス性肺炎
ウイルス性肺炎は、インフルエンザや風邪などのウイルス
感染によって起こります。
真菌性肺炎
真菌性肺炎は、カビや酵母などの真菌によって起こります。
寄生虫性肺炎
寄生虫性肺炎は、肺に寄生する虫によって起こります。
アレルギー性疾患
肺にアレルギー物質が侵入して、免疫系が過剰に反応
することで起こります。
気管支喘息
気管支喘息は、アレルギー物質によって気管支が狭くなり、
呼吸困難や息切れなどの症状が現れる病気です。
過敏性肺炎
過敏性肺炎は、アレルギー物質によって肺に炎症が起こる
病気です。
非感染性疾患
肺の構造や機能に異常が生じて起こります。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)
COPDは、慢性気管支炎と肺気腫を合わせた病気です。
たばこ煙の長期暴露が主な原因です。
間質性肺炎
間質性肺炎は、肺の肺胞の間を満たす間質に炎症が起こる
病気です。原因はさまざまです。
肺がん
肺がんは、肺に発生する悪性腫瘍です。喫煙が最大の
原因です。
肺病の診断は、問診、身体診察、画像検査、血液検査などの
結果から行われます。
画像検査では、胸部X線検査、CT検査、MRI検査などが
用いられます。
血液検査では、炎症反応や感染の有無を調べます。
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