カジキ
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カジキマグロの名前で切身として店内で見かけることがありますが、
カジキとマグロは別の種類の魚です。
カジキは、マカジキ科とメカジキ科とに分類されていて、全世界で
10種類以上のカジキの仲間がいます。
近海においては、バショウカジキ・メカジキ・シロカワカジキ
マカジキ・フウライカジキ・クロカワカジキが生息しています。
カジキは大型の赤身魚であり、体の形や大きさとか、肉の食感
さらに、色合いがマグロに似ていことから、カジキマグロという
名前が付けられたと言われています。
カジキは、温暖な海域に生息していて、剣先が前部に付いている
のが特徴的であり、高速で遊泳する大型肉食魚です。
カジキの体長は、大型では全長4メートル 以上になり、体重は
700kg にも達して、子供でも成熟すると全長1mを超える大きさ
になります。
エサの魚などを捕食するときは、吻(ふん)を振り回して獲物を
殴打することにより気絶させます。
大型のサメ類から身を守るのにも、吻が使われています。
吻の一突きで、サメに致命傷を与えることもできます。
カジキ類は、ある種によっては、時速100km 以上ものスピード
に達すると言われています。
特に、バショウカジキは、ギネスブックにも記載されているほど、
その体形は高速遊泳に適した構造になっています。
一般的な魚類は、水温が低いと筋肉の動きが鈍くなるために
海中で遊泳する速度が遅くなります。
しかし、カジキの場合は、熱交換器官という機能を備えているため
周りの海水よりも体温を高く保つことができる。
このため、カジキは、水温の高低にかかわらず高速で遊泳する
ことができます。
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