マンモス
マンモスの絶滅にはいくつもの原因が重なっている
マンモスは、今から約400万年前から1万年前頃に
生息していました。最古のマンモスは、北アフリカで
生まれたと言われています。
マンモスの特徴は、巨大な牙であり、5メートル以上の
ものもありました。
マンモスには、他種類のものが存在し、シベリアや
ユーラシア大陸を中心にして、アフリカ大陸や
南アメリカ大陸にも広く生息していました。
中でも南北のアメリカ大陸に生息していたマンモスは
大型で毛が短くて、最後のマンモスと言われています。
今から約4万年から数千年前に、多くの大型哺乳類
とともにマンモスも絶滅しました。
マンモス絶滅の原因としては、氷河期末期の気候変動に
伴った植生の変化によるものであるという説があります。
今から約1万年前に氷河期が終わることになり、高緯度地域
の気温が10度も上昇しました。
この温暖化に伴って、1年の中の半分は大量の雪が降り積もる
環境となり、植物が生育するには適さないような大地へと変貌
していきました。
このために、マンモスの食料となる草木が減少し、マンモスも
シベリアから姿を消していったということです。
マンモスの絶滅の他の原因として、人間の狩猟によるものが
あります。
アメリカ大陸には、すでに1万年前から人類が進出してきて
狩猟では石器を用いていました。
アメリカ大陸に人類が進出してから800年ほどでマンモスが
絶滅していることになります。
子供を一度に1頭しか生まないマンモスの繁殖力の低下に
伴って、絶滅が早められたとも言えます。
もう1つの絶滅の原因として、人間が持ち込んできた家畜からの
伝染病による絶滅説もあります。
他にも超新星爆発による絶滅説もあり、実際の絶滅は、いくつもの
原因が重なったものであるとも考えられています。
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