リトルビッグホーンの戦い
モンタナ州南東部のリトルビッグホーン川の丘の上で、
カスター将軍の率いる合衆国第7騎兵隊とインディアン同盟軍による、
リトルビッグホーンの戦いが起こった。
1876年6月25日に、カスター将軍の700名を率いるアメリカ陸軍
第7騎兵隊が、スー族、シャイアン族、アラパホ族のインディアン
同盟部族と交戦した。
インディアン側による奇襲の虐殺と語られているが、
実際の戦いの始まりは、突然にカスター側から仕掛けられたのであった。
インディアン部隊は、カスター隊の4倍もの銃を装備していた。
カスター隊が、単発式のスプリングフィールドM1873を使用して
いたのに対し、インディアン隊は、連射速度では遙かに勝る
ウィンチェスター銃の原型であるヘンリー連発銃を使用していた。
また、弓矢や斧を使用しての接近戦でも挑んだ。
このため、武器に関してはインディアン部隊の方が勝っていた。
その結果、戦闘は始まると同時にほぼ一方的な展開となって、
カスター隊は2時間と経たないうちに追い詰められて
全滅することになった。
カスター隊の兵士達には120発ずつしか弾薬を持たせていなかった。
この貧弱な武器装備のために、カスターと部下225名が全員戦死した。
インディアン側は、スー族だけで130人ほどが戦死している。
Little Big Horn full version
「歴史上の戦い」カテゴリーの関連記事