セミクジラ
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セミクジラは泳ぎが遅くて狩猟されやすい
セミクジラは、温帯から亜寒帯の沿岸に生息していて、同じセミクジラ属
の中には、ミナミセミクジラ、タイセイヨウセミクジラ、ホッキョククジラ
がいます。
セミクジラそのものは、北太平洋に生息しています。
体長は15m前後であり、最大で18mになり、体重は70トン前後です。
これは、ザトウクジラの2倍の体重になります。
ロシアでは、全長20mほどのセミクジラも確認されています。
口は大きく湾曲していて、クジラヒゲは最大2メートル以上の大きさです。
セミクジラは、奄美大島近辺などで冬から初夏にかけてごく稀に確認
されています。
セミクジラの中のタイセイヨウセミクジラについては、現在のところ
現時点で400頭ほどしか残っていません。
タイセイヨウセミクジラが生息している大西洋岸の海域においては、
多くの船が往来していて、あちらこちらに漁具が仕掛けられています。
赤道以南の南半球に生息しているミナミセミクジラは静かな海域を
好んでいます。
セミクジラは、泳ぎが遅くて、岸の近くにまでやってくるため、猟の
しやすいクジラになっています。
セミクジラには、背鰭(せびれ)はなく、浮上したときには小さな山の
ような形をした背中部分が浮かび上がってきます。
セミクジラは、冬季は中緯度で繁殖を行い、夏季になると、高緯度の
オホーツク海やベーリング海へと移動します。
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