カブトガニ
カブトガニはクモやサソリのような鋏角類に分類される
カブトガニは名前はカニとなっているが、実際にはクモ類、サソリ類
に属する生物です。 確かに、背面を見てみると、クモのような足が
付いています。
カブトガニは背面全体が広く背甲で覆われていて、脚はすべてその
下に隠れています。
カブトガニは古生代の風貌を残していることから、生きた化石と
言われています。
全長は、オスとメスともに、45cm~85cmほどの大型です。
日本では、古くから瀬戸内海に多く生息していたが、漁師からは、
網を破られるなどして嫌われていたようです。
干潟の泥の溜まった海底に生息していて、ゴカイなどの小動物を
エサにしています。
カブトガニのオスとメスのツガイは、一度、結合すると、長いの
では、1年間も離れないでいるツガイもいます。
この場合、メスの後ろにオスがカギで止めて固定するのですが、
メスが下にあるエサをオスの方に渡さないような行動もとります。
瀬戸内海の干潟に生息しているカブトガニは、夜間の満潮時に
最も活発に活動します。
カブトガニは、1日のうち9割の時間は休息していて、あとは
ゴカイなどのエサ探しに費やしています。
日本国内において、過去には瀬戸内海と九州北部の沿岸部に広く
生息していたが、環境破壊が進んで、現在は絶滅の危機にも
あります。
カブトガニは、肉食性で、魚や甲殻類などを捕食します。獲物を見つけると、強力な顎で噛み砕き、食べます。
カブトガニは、昼行性で、主に昼間に活動します。夜間は、岩や砂の中に潜んで休みます。
カブトガニは、単独で生活し、群れを形成することはありません。
カブトガニは、繁殖期になると、雄と雌がペアになり、交尾を行います。産卵は、水中で行われます。卵は、2〜3ヶ月で孵化します。
カブトガニは、100年以上生きる長寿生物です。
カブトガニの具体的な習性としては、以下のようなものが挙げられます。
潜む
カブトガニは、主に海底の岩や砂の中に潜んで生活しています。これは、天敵から身を守るためです。カブトガニの甲羅は非常に硬いですが、天敵の攻撃を完全に防ぐことはできません。そのため、潜んで身を隠すことで、天敵からの攻撃を避けているのです。
泳ぐ
カブトガニは、泳ぐこともできます。しかし、あまり速く泳ぐことはできません。そのため、獲物を捕食するときは、主に潜んでいる獲物に近づいて、強力な顎で噛み砕くという方法で捕食します。
脱皮する
カブトガニは、成長するごとに脱皮を行います。脱皮は、1〜2年に1回行われます。脱皮するときは、まず、甲羅の隙間から頭部や脚などを出して、古い甲羅を脱ぎ捨てます。そして、新しい甲羅が硬くなるまで、潜んで休みます。
カブトガニは、古代の生物であり、その生態は、まだ完全には解明されていません。今後の研究によって、カブトガニのさらに詳しい習性が明らかになることが期待されています。
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