レイテ沖海戦
レイテ沖海戦は、太平洋戦争の後期の昭和19年(1944年)10月に
フィリピン諸島をめぐって繰り広げられた日本海軍の連合艦隊と
アメリカ海軍が衝突した海戦である。
このレイテ沖海戦は、その規模の大きさや戦域が広範囲に及び、
日米ともに、大半の海軍戦力を投入したことから、
史上最大の海戦とも言われている。
このレイテ沖海戦には、シブヤン海海戦、スリガオ海峡海戦、
エンガノ岬沖海戦、サマール沖海戦の4つの海戦が含まれている。
日本海軍は、大和、武蔵、長門、他6隻の主力戦艦を投入した。
また、この海戦で日本側は初めて神風特別攻撃隊による攻撃をおこなった。
レイテ沖海戦では航空戦力も戦況を大きく変えた。
圧倒的な戦力で襲いかかってくるアメリカ・オーストラリア連合軍に対し、
日本軍は、このレイテ沖海戦で神風特別攻撃隊が投入された。
連合艦隊の護衛の駆逐艦も各地でことごとく撃沈されていたため
レイテ沖海戦では、駆逐艦も不足した状態で臨むこととなった。
日本海軍の艦隊における戦力は、この海戦での敗北を最後に
事実上壊滅することになった。
レイテ沖海戦の解説
レイテ沖海戦で参加した日本海軍の艦艇
●空母:4隻
瑞鶴、千代田、千歳、瑞鳳
●戦艦:9隻
大和、武蔵、金剛、長門、榛名、伊勢、日向、山城、扶桑
●重巡洋艦:14隻
羽黒、那智、足柄、利根、妙高、青葉、熊野、愛宕、筑摩、最上、鈴谷、高雄、摩耶、鳥海
●軽巡洋艦:7隻
大淀、多摩、五十鈴、矢矧、能代、鬼怒、阿武隈
●駆逐艦35隻
レイテ沖海戦で参加したアメリカ海軍の艦艇
●空母:35隻
●戦艦:12隻
●重巡洋艦:11隻
●軽巡洋艦:15隻
●駆逐艦:127隻
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