マダガスカルの戦い
マダガスカルの戦いは、第二次世界大戦中の1942年5月5日
より11月6日までマダガスカル島で行われた戦いです。
フランス軍と日本海軍の枢軸国陣営に対して、イギリス軍
と南アフリカ軍を中心とした連合国軍陣営の間における
マダガスカル島の奪取を目的とした戦いです。
1940年代のマダガスカル島はフランスの植民地でしたが、
第二次世界大戦が始まるとフランス本国との貿易量が激減し
てきました。
太平洋戦争の勃発後に日本にインド洋の制海権を握られた
イギリスを中心とする連合国は、日本がマダガスカルを
無血占領してアフリカへ勢力圏を広げる事を危惧してい
ました。
そのため、1942年にマダガスカル全土に攻勢をかけ、
マダガスカルの戦いが始まりました。
開戦当時は、イギリス海軍とマダガスカルに駐屯する
フランス軍との戦闘でした。
この後、日本が本格的にマダガスカルの戦いに参戦
することになりました。
しかし、途中からイギリスはマダガスカルのほぼ全土を占領
することになりました。
日本はインド洋の制海権を奪取するという最大の目標を成し
遂げていました。
また、ダガスカルは中心となる戦場である太平洋などから
遠く離れていたため、このマダガスカルに留まる意味が
なくなり、日本はマダガスカルから撤退することになりました。
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