ダンケルクの戦い
ダンケルクの戦いは、1940年5月24日から、
6月4日の間に、ドイツ軍がフランスに侵攻
した戦いである。
ドイツ軍は戦車や航空機を使って、フランス軍とイギリス軍
からなる連合軍主力の後方を突破してきた。
さらに、ドイツ軍はドーバー海峡まで駆け抜けてこれらを
包囲して、フランス軍とイギリス軍をダンケルクへと追い詰める
ことになった。
ここで、イギリスの首相ウィンストン・チャーチルは、
イギリスの海外派遣軍とフランス軍の40万人を
ダンケルクから救出するように要請した。、
イギリスとフランス軍は、ドイツ軍の攻撃を受ける
中で、輸送船の他に小型艇、、民間船、駆逐艦など
あらゆる艦艇を動員した。
そして、イギリス本国のグレートブリテン島に向けて
40万人もの将兵を脱出させる作戦を決行した。
このとき、イギリス軍部隊の一部が、カレーで包囲されていたが
この部隊はドイツ軍を引きつけておくために救出はされなかった。
このため、これらのイギリス軍部隊は、ドイツ軍の犠牲に
なってしまった。
このダンケルクの戦いで、イギリス軍は約3万人の兵員が
ドイツ軍の捕虜にされた。
さらに、戦車、装甲車や大砲、トラックの重装備の大半
を捨てることになった。
このため、イギリス軍は、重装備のない丸腰の状態で脱出した
ため、これ以降のイギリス軍は兵器が不足することになった。
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