バルジの戦い
バルジの戦いとは、第二次世界大戦における西部戦線においての
1944年12月から1954年1月の間にドイツ軍とアメリカ
軍を中心とする連合軍との間で行われた戦闘です。
戦いは、主にアルデンヌ高地で行われています。
アメリカや欧米では、ドイツ軍の突出した戦線「バルジ」に
ちなんで、バルジの戦いという名前が付けられています。
まづは、連合軍の重要な補給港であるアントワープを占領する
のを目標にして、ドイツ軍軍がアルデンヌ地方に滞在するアメリカ
軍に奇襲攻撃をかけました。
アメリカ軍は、ドイツ軍の攻撃を予期しなかったために、そのまま
侵攻されてしまいます。
しかしながらアメリカ軍は、増援部隊の援助もあり、奇襲による衝撃
から立ち直り、ドイツ軍は計画通りの進撃ができなくなります。
1945年には連合軍による反撃も強化されて、ドイツ軍は敗走する
ことになります。
ここにおいて、ドイツ軍は戦力や物資を消耗するなどして高い代償を
支払うことになるのです。
バルジの戦いは、第2次世界大戦の中でも、最も激しい集中砲火だった
と言われています。
最大規模のバルジの戦いを前にして、アメリカ軍の若い兵士は恐怖に
打ち震えていたそうです。
突然の機関銃掃射のときには、ドイツ軍が一斉に森から飛び出してきた
ように感じたと、若いアメリカ兵は語っています。
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