ローマ帝国時代の食事
古代ローマの食事のイメージとして、映画で見るように
寝そべって、豪華な食事をとる姿があります。
堕落したような古代ローマ人が目に映ります。
しかし、実際には古代ローマ時代には、このように贅沢な
食事をしていた人は1割以下の人たちです。
あとの9割りの庶民たちは、質素な生活をしていました。
古代ローマの貴族は、歴史上でも稀なほどの贅沢な食事を
していたと言われています。
古代ローマ帝国は植民地を拡げて豊かになっていました。
奴隷や庶民が仕事に汗を流すことが、上流階級の堕落した
生活を支えるために使われていたのです。
古代ローマにおける貴族たちの食事の時間は、毎日午後4時
近くに始まって、音楽や踊りなどを見ながら食事をして
長いときには深夜まで続いていました。
上流階級の貴族たちは、ゲストを呼んだ会食のときには、
テーブルを囲んで寝そべった状態で食事をしていました。
テーブルマナーも悪くて、食べた残りやエビの殻などは平気で
床下に投げつけています。
一方の庶民たちは、毎日、質素な食事をしていました。
古代ローマ人の朝は早く、午前6時から7時ころに朝食を
とっていました。
庶民たちの朝食のメニューは、パン、果物、チーズが一般的です。
パンは平たい形をしていて、これをワインやミルクにひたして
食べていました。
昼食では、パン、マメ、卵、冷えた肉や魚、果物、チーズなどを
食べていました。
夕食では、朝食や昼食に比べて、最も多くの量を食べていました。
ヒヨコマメ、エンドウマメなどを煮たスープ、乾燥肉、小麦の
ポレンタなどが主なメニューです。
庶民でも、上流階級の人たちと知り合いになると、貴族の
晩さん会に招待されて豪華な食事をすることもできたそうです。
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