大航海時代の食事
大航海時代の船乗りたちは長期における航海の中においては
新鮮な肉や野菜はもちろんのこと、温かい食べ物を食べる機会
も限られていました。
当然ながら、船上での食事は保存ができるものに限られて
いました。
15世紀頃における大航海時代での船乗りたちが海の上で
食べていた食事は、ビスケット、豆類、乾パン、あるいは
塩漬けの肉や魚、乾燥ニンニクなどが中心でした。
しかし、数か月にもおよぶ航海の中では、野菜、生肉や魚を
そのまま持ち込んでも腐ってしまいます。
だから、腐るような食べ物はすべて塩漬けにして貯蔵して
いました。
とはいっても、塩漬けにした肉なども長期間保存ができる
わけではありませんでした。
さらに航海が長くなっていくと、乗組員たちは臭い塩漬けの
肉や野菜を食べなければなりませんでした。
大型の船には、ときにして、牛、豚、ヤギや鶏などの生きた
ままの家畜を船倉に積み込むこともありました。
16世紀に世界一周に挑戦したマゼランの船団においても
家畜を運んでいました。
また、チーズやイチジクなどの豪華な食材も用意していました。
さらに、かまどまでも用意して、豆や塩漬けの肉や魚などを
煮込んで料理を作ることもできました。
ただし、波が高いときには、火災の危険があるために、火を
使っての料理は禁止されました。
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