三国志時代の食生活
三国志は武将や軍師、広大な領土を治めるための政治家など
多くの人物たちが登場した時代です。
三国時代とは、西暦215年からの中国の魏・蜀漢・呉
による時代区分の一つです。
三国志の主食は南と北では異なっていて、南では、米が主に
主食でした。
三国志時代においては、現代のように炊飯器を用いて米を
煮炊きするのではなく、石臼がまだ普及されていないため、
コメを蒸して食べていたようです。
反対に、北の方では、米よりも小麦粉を使ったた食べ物が、
主食として食べられていたようです。
といっても、殻のままの小麦は食感があまりよくないためか
あまり好まれていなかったそうです。
また、小麦粉を練って焼いたパンみたいな物も主食がわりに
食べていたとも言われています。
肉類では、豚や鶏を主に食べていたのが、一般的だと言われて
います。
牛の場合は、畑を耕す不可欠な労働力であり、また、馬に
ついては大事な戦力に必要なため、食べる肉としては、
ほとんど食されていませんでした。
三国志時代は戦乱の世の中であったため、一般庶民の食事は
一日に朝と夕方の2食だけで昼食は避けていました。
ただし、金持ちと高官なら1日に3食、また皇族たちは一日に
4食も食べていたそうです。
調理器具としては、青銅器より鉄製の方が多く使われて
いましたが、一般市民は陶器や竹と木製のものを使っていた
そうです。
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