豊臣秀吉の食事
農民からはい上がって天下統一を成し遂げた豊臣秀吉は、派手好き
としても知られていたが、食に関しては質素であったと言われて
います。
秀吉の出生の名残りか実は質素な食事にこだわるところがあった
ようです。
秀吉は、割粥(わりがゆ)が好物だったようであるが、これは秀吉が
絶えず腹をすかせていた頃に食べていたものです。
晩年になると、秀吉は胃の調子をと整えるためにもに、割粥を好んで
食べていたそうです。
その当時は、割粥は長寿の効果もあるとされていました。また、多忙で
あったこの時期において、割粥は手軽に食べられる効果もあったようです。
割粥とは、米を石臼で細かく砕いて作る粥のことであり、砕くことで
消化がよくなり、しかも少ない量の米でも満足できるというものです。
秀吉のような天下人の好物が、少ないお米で満腹感を得られる割粥
だったのです。
他には、ごぼうや大根のような庶民的な野菜を好んでいたようです。
これも、秀吉が貧しいころに、割粥と同じようによく食べていたから
でしょう。
秀吉と同様に織田信長も食に関しては庶民的であり、公家や貴族が
食べるような薄味の上品な料理は好んでいなかったようです。
信長は、出身地である尾張の郷土料理の焼き味噌や田舎風の濃い味付け
の料理が好きだったと言われています。
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