エチオピアの料理
エチオピアは、エジプト、西南アジア、アラブ、地中海
食文化の様々な文化の影響を受けています。
エチオピア北部ではインジェラと呼ばれるパンケーキ、
南部ではエンセーテと呼ばれる植物が主食の中心と
なっています。
インジェラは、見た目は何か雑巾のような感じがします。
インジェラは、イネ科の植物であるテフから作る酸味の
あるパンケーキであり、紀元前100年ごろにはすでに
作られていたようです。
やがて、19世紀の後半に、アムハラ人がエチオピア南部
進出してからは、このインジェラが幅広い範囲で食べられる
ようになりました。
インジェラの食べ方は、普通は手でちぎったインジェラを
ワットというシチューに浸して食べたりします。
また、シチューはなしで、インジェラ岩塩のかけらや
青トウガラシを挟んで食べるような簡単な食事もあります。
ワット以外にも、炒めた肉、豆類や多年生キャベツの煮込み、
生肉、チーズなどが添えられます。
ほかのアフリカの地域では熱い料理が好まれるが、エチオピア
料理には冷めた状態で供される主食のインジェラと副菜のワット
の組み合わせが出されます。
また、インジェラの他には、ダボと呼ばれるテフと小麦で作る
パンも朝食や昼食、さらに、携帯食として食べられています。
エチオピア料理の一般的な調味料としては、バルバリがあります。
このバルバリは、粉末の赤トウガラシをニンニク、ショウガ、
塩などと混ぜ合わせたものです。
Sponsered Link
「料理」カテゴリーの関連記事